再発を防いでくれる、
優れたねずみ駆除業者の
情報を集めました
ねずみの性質や活発に動く時間帯についてまとめました。ねずみ対策の参考にしてみてください。
家に棲みついてしまったねずみに頭を抱える経験をしたことがありませんか?どうしたら駆除できるのか、被害を食い止めるにはどうしたいいのか対策を立てることはもちろん大切です。ですが、まずはねずみそのものに目を向けてみましょう。
ここでは、ねずみの行動や性質についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
ねずみは基本的に夜に行動することが多いと言えます。昼間はそれほど活動せず、ジッとしていることがほとんど。ですが、日中エサを求めて行動している姿を見たことがある人もいるはず。これは、夜行性といっても暗くならないと行動できないのではなく、あくまで外敵から身を守るためだと考えられます。
活動場所が屋外か屋内かによって、行動に若干の差がでます。屋外だと日没から30~60分ごろと日の出前30~60分ごろが活動ピーク。屋内の場合は人の生活に左右され、人間が活動しない時間帯を見計らって活発に動きます。
被害相談が多い家ねずみは「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種。基本的に夜行性であることに変わりありませんが、それぞれマメ知識をプラスして簡単にご紹介します。
ドブネズミが活発に動きだすのは、日の入り直前や日の出直後。雑食であり、水分の摂取がほかのねずみに比べて多いそう。そのため、水辺付近を好む傾向にあります。
水辺を好むだけあり泳ぎが得意で、下水道などにも多く生息しています。
クマネズミは夜間が活動ピークです。ほかのねずみと比べて警戒心が強く、なかなか人前には現れません。また寒さに弱いため、暖かい季節のほうがより活動が活発化するようです。
3種の中でも特に頭が良いとされており、学習能力が高い為、トラップに引っかかり難い厄介者です。
主に夜間帯に行動が活発になります。ハツカネズミは雑食性。ペットフードや家畜飼料も好んで食べるそうです。春と秋は繁殖のピークでもあります。
性格は大人しいものが多く、また跳躍力に優れています。
ねずみの性質にはどのようなものがあるのでしょうか?さっそく見て行きましょう。
ねずみの歯は常に伸び続けるそうです。そのため定期的に歯を削る必要があり、硬いものがあるとガリガリとかじってしまいます。金属のようにかじることが不可能に近いものは避けるようですが、それ以外はあれこれとおかまいなしにかじるそう。木材の柱や家具、壁が被害を受けているのを目にしたことがある方もいるでしょう。
ほかにも石鹸や電線、通信ケーブル、ときに人間を噛んでしまうことも…。電気事故やガス漏れの原因がねずみであるケースもあります。
ねずみは行動する際に壁際や家具のそばなど、隅から隅に移動する性質があります。部屋の真ん中を通ることはほとんどありません。これはねずみの種類に関係なく共通して言えることであり、ほかに狭いすき間も好むようです。
「ラットサイン」と呼ばれるねずみが家の中に潜んでいることを示す痕跡は、その大部分が壁際または家具の側に集中しているそうです。捕獲トラップを仕掛ける際の参考になりますね。
多くの動物はおしっこをする場合、動きを止めてからするもの。ですが、ねずみは移動しながらまき散らすそうです。そのため、ねずみが通ったルートには尿が残されていることも。人間のものと同じぐらいの刺激臭を放つため、気づくのは容易と言われています。
ねずみの種類によっては、尿のみならずフンを一緒に出すことも。これらもひとつのラットサインであり、特にフンはねずみの種類によって大きさや形状が異なるため、種類を特定する材料になります。
ねずみは人間や動物が食べるものであれば、ほぼなんでも食べてしまいます。
このため、食材のストックを食い荒らされてしまう被害が多いのですが、人間が食べるものだけではなく、お線香や石けんさえも食べてしまうのだとか。
ねずみの食事量は1日に体の1/3程度の量で、1日でも食べないとすぐに餓死してしまいます。
しかし、食べ物をきちんと片付けておいても、石けんまで食べてしまうのではなかなか餓死させるというのは難しそうですね。
ちなみに、クマネズミは特に穀物が大好物で、その次に果実や昆虫を好んで食べるそうです。
ねずみの種類によって食の好みが変わり、ドブネズミは肉類や魚類、ハツカネズミも穀物や昆虫、植物などを好んで食べるといわれています。
ねずみは非常に繁殖力が高く、妊娠したら1ヶ月もしないうちに出産します。
1回の出産数はねずみの種類によって違いがありますが、クマネズミは5~6匹、ドブネズミやハツカネズミは6~9匹も産むのだそうです。
特にハツカネズミは繁殖力が高く、20日で子どもを産んでしまうことから「二十日ネズミ」と呼ばれているのだとか。
繁殖時期は、クマネズミは夏、ドブネズミとハツカネズミは春と秋にピークを迎えます。
ちなみに、ねずみの寿命は1年から長くて2年程度だといわれています。
ねずみはどの種も環境への適応能力が非常に高いので、どこでも暮らせて繁殖していく力があります。
例えば、本来ドブネズミは低い場所を好んで生息するねずみですが、天井裏で巣を作って生息しているのを発見されたことが数多くあります。
人間が環境の変化に合わせて建築方法などを変えていけば、それに合わせてねずみも適応してしまうので、ねずみが住めない場所というのはほとんどないのですね。
それに加えて繁殖力が高いので、どんどん増えてしまうのもうなずけます。
ねずみは、学習能力が高いという点もやっかいな一面でもあります。
ねずみ取りの網などをしかけておき、仲間のねずみが引っかかってしまった場合、それを見たねずみは「これは危ない」と学習するので、以降ねずみ取りに引っかかることがほぼないのです。
家庭でねずみ駆除を行おうとすると、できることが限られてしまいますが、同じことをしても効果は薄いでしょう。
これまで定期的に同じ方法でねずみ取りをしていた人は考え直す必要がありますね。
ねずみは集団生活を行い、それぞれの集団が縄張りを持っています。
ひとつの住宅に複数のねずみの群れが生息していることも珍しくなく、湿気の多い水回りにはドブネズミやハツカネズミが、天井裏にはクマネズミが集団で生息しているという恐ろしいケースもあるそうです。
ねずみの集団は、リーダーのオスが1匹に対し、メスのねずみが複数、そして子ねずみという形で構成されています。
ねずみの集団意識は非常に強く、一度ほかの縄張りに加わったネズミは、その後元の縄張りに戻ろうとしても、受け入れてもらえず殺されてしまうのだそうです。
上記では、ねずみの種類ごとの行動時間や、ねずみの性質などについて詳しくご紹介しました。極端な例を挙げますが、熊を撃退するために冬に活動するハンターはいません。なぜならば、冬の熊は冬眠している可能性が高いからです。熊を確実に撃退するには、熊の活動パターンや習性を知らなければなりません。
ねずみの駆除においても同様です。人間の敵であるねずみを確実かつ効率的に駆除するためには、ねずみの行動パターンや習性を知らなければなりません。
ただ厄介なことに、ねずみは生息する環境によって、行動パターン等にやや違いがあります。素人の耳学問だけでねずみを確実に駆除するのは、とても難しいことだと考えてください。
家に住み着いたねずみを確実に駆除するためには、ねずみの基本的な行動パターンや習性、また環境による違いなどを知り尽くした専門業者に依頼することが一番。ねずみにお悩みの方は、安易に自分で駆除しようとせず、多少の費用がかかっても業者に駆除を依頼したほうが良いでしょう。